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マッチポンプ状態の糖尿病治療

マッチポンプ状態の糖尿病治療

従来、糖尿病の治療では、食事制限とインスリンの投与によって血糖値を厳格にコントロールし、正常値まで下げることが大切だと考えられてきた。

それが、2008年に発表されたアメリカの「アコード試験」や、2010年にイギリスの医学誌⌈ランセット⌉に掲載された大規模調査の研究論文だ。

糖尿病患者の血糖値を厳格にコントロールして「正常」近くまで下げると、かえって死亡率が上がったという調査報告がなされたのである。

この2つの試験でも、たしかに患者の血糖値はある程度までは下げたほうが死亡率は低かった。だが、それは従来考えられていた数値ほど低くなく、もう少し緩やかな治療でよかったのである。

逆に、あまり厳格に下げすぎると、糖尿病や糖尿病の合併症にはよくないことがわかった。アコード試験などは、当初5年間の追跡調査が考えられていたのだが、血糖値を厳格にコントロールしたグループでの死亡率が高すぎたことから、急劇3年半で調査を打ち切ったほどだ。

これらの試験は、糖尿病の治療において、厳格かつ急激な血糖値コントロールはデメリットになる可能性を示唆している。

もともと糖尿病患者には、膵臓でインスリンを作る細胞が破壊されてしまっているI型と、インスリンの分泌がなんらかの理由で減る場合もあるが、十分、あるいは出すぎているのに、体の細胞がインスリンの作用をうまく感知できなくなったりするために起こることも多い2型があり、日本では後者が95パーセントを占めている。

インスリンに対する体の細胞の感受性が悪くなっている場合は、本来はその感受性を高めるために、生活習慣のカウンセリングをおこなうといった治療がメインになるべきだと思うが、日本では、さっさとインスリンを外から投与して薬漬けにするという強化インスリン療法がほとんど一律におこなわれている。

その際、点滴や食事でわざわざ糖を多量に摂取させておいて、今度はインスリンで血糖値を下げるというマッチポンプのゆおな治療方法が一般的なのだ。こうしたやり方は、アコード試験で総死亡率があがったと明白に認められているにもかかわらず、である。

医者は、一度免許をとってしまえば、あとは更新など何もない。新しい私見を勉強しなくても、免許が取り上げられてしまう職業ではないのだ。

その点を日本の患者はしっかりと意識しておくべきであろう。



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