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「物忘れ」より怖い「感情の変化」

「物忘れ」より怖い「感情の変化」

意外に思われるかもしれないが、人の老化は「知力」や「体力」よりも、まず「感情」 から始まる。

「物忘れが激しくなつた」とか「人の名前がパッと出てこない」「計算スピードが遅くな つた」というのが「知力」の老化。

「昔に比べて走れなくなつた」「歩くとヨロヨロする」などというのが「体力」の老化だ。 一方、「感情」の老化とは、「よし、やつてみよう!」「がんばるぞ! 」という自発性や 意欲が低下したり、「怒り出したら止まらない」「ず一つと泣いている」という具合に感情 のコントロールがきかなくなつてしまう状態のことである。

一般的には、知力や体力の衰えから老化を実感する人が多いと思う。

「あれ?あの女優さんの名前が出てこない」とか、「最近、階段の上り下りがキッい」 という経験を幾度も繰り返すと、「自分も年をとつたなぁ」と実感する。記憶力や体力の 衰えは実感しやすいからだ。

しかし実際には、感情の老化のほうがずつと先に進んでいる。というのも、知力や体力 を担う諸器官よりも、感情を司る脳の前頭葉のほうが、老化がうんと早いからである人間の脳は、年をとれば誰でも縮んでいく。それは生理的な宿命である。老人専門の精神科医として、これまで何千枚も高齢者の脳の写真を見てきた私の実感でも、脳が縮んでいない高齢者はいないと断言できる。

そのなかで一番早く縮み始めるのが前頭葉で、40〜50代で縮み始めてしまう。

ところが、言語機能を司る側頭葉は確かに多少縮むが、機能はかなり保たれるし、計算やパズル、知能テストなどで使われる頭頂葉は60〜70代になってからようやく縮み始める 程度。記憶を司る海馬が縮み始めるのも70代ではっきり委縮している人は少ない。

作家の先生方を見てみるとよくわかる。80代になっても新作を出せる人がいるように、 言語機能や計算能力といった脳のソフトゥェアの部分は、年をとってもなかなか衰えない ようにできている。言語能力などは、認知症を発症しないかぎり影響が出ないといってもいい。

つまり、知力や体力などよりも、前頭葉の老化を真っ先に食い止める必要があるわけだ。

前頭葉の老化を放っておくと、脳も体も見た目も、述べたホルモンバランスも、す ベてが加速度的に老いていってしまぅことになる。

「感情」の老化をいかに食い止めることができるか、この章ではその方法について述べて いきたい。



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